イギリスのテイクアウェイフードはバラエティに富んだ各国の料理が楽しめます。
電話やネットで注文して、ボリューム満点のアツアツ料理を持ち帰ったりデリバリーしてもらったりして、家でゆっくりと食事が楽しめます。忙しくて料理の時間がない時やパーティーなどで大活躍です。
イギリスに来る前は、デリバリーと言えばなんとなく一品物の、丼物、ラーメン、お弁当、または握りずしをイメージしますが、イギリスでは雰囲気がまた全然違います。
うちでも定期的に利用しちゃうテイクアウェイフードですが、こんなのがあるよ!と5選をご紹介いたします!
【Check!!】
テイクアウェイとは?
最初にテイクアウェイショップとはどんなお店か少しご説明します。
テイクアウェイとは、日本やアメリカで言う「テイクアウト」と同じ意味になります。
テイクアウェイショップでは、食事をするテーブルがあるレストラン併設のテイクアウェイと、テイクアウェイ専門で持ち帰りやデリバリーのみでお店では食べることができないお店と2種類あります。
テイクアウェイのみのお店は、カウンターと料理を作る間待っている人のための席が少しある程度で、見た目はすごく小さい一角だったりします。
通常は電話でオーダーし、出来上がり時間を教えてもらってその時間になったら引き取りに行って支払いすることが多いですが、ネットでオーダーと支払いができたり、有料(または一定以上の注文がある場合は無料)でデリバリーを頼むこともできます。
日本のようにそのまま食卓に持っていって食べられる器に盛られていることはほとんどなく、使い捨ての容器に入った状態で受け取るので器の返却の必要はありません。
1人前の量は日本と比べるとかなり大きい気がします。3人で2人分を買ってシェアするとちょうど良いかなというボリュームです。
テイクアウェイ料理おススメ5選
インド料理
別記事「日本滞在中に恋しくなるイギリスの食べ物」でイギリス料理を押さえて堂々の一位になったのが(笑)こちらのインド料理です。
私にとってはイギリス料理と言ってしまいたくなるほど頻繁に食べています。
北インド、南インドなどお店によっても違いがあり、好みの味のお店を選ぶこともできます。
イギリス人に人気のチキンティッカやカレー類は定番で、地方によって特徴的なドーサやチーズパニールを楽しめるお店もあります。
私の印象では、あまり辛くないイメージですが、これはイギリス人の味の好みなのかもしれません。
ナンはとても大きくホッカホカの出来立てを持ち帰れるので、引き取りに行った帰りの車の中でつまみ食いするのが楽しみの一つでもあります。
メインは使い捨てのアルミの器に入っており、付け合わせのサラダはビニール袋にそのまま詰め込まれていますが、家でプレートに移し替えてレストランの味を自宅で味わえるのがとても気に入っています。
フィッシュ アンド チップス
ちらはダブル揚げ物ですので、家で作りたくないという意味でテイクアウェイがおススメです(笑)
私自身はあまり脂っこいものが好きではないのですが、夫や子供にとっては楽しみの一つのようです。
その店により特徴があり、ビールを使ったバター(衣)を使用していたり、タラだけではなくハドックなどの違う種類の白身魚も選べたりします。
基本下味はつけていないお魚を分厚い衣で揚げているのでかなり脂っこい食べ物ですが、モルトビネガーをたっぷりかけて塩をふって食べると美味しく食べられるそうですよ。
私はというと、、、この揚げたタラを食べるのは一苦労で、衣を全部はがして食べていたときもあったのですが、魚の調理法を選べる店を発見して「グリル(焼き)」「スチーム(蒸し)」「ポーチド(茹で)」などの選択肢があればそちらを注文しています。
特にスチームは美味しい!!お醤油をかけてご飯といただいております。(テイクアウェイだからできるのですよ!)
もはやフィッシュアンドチップスではないですが、揚げ物が苦手な方も一緒に注文ができるという意味でおススメです!
中華料理
やっぱり中華料理なので日本人の口に合うものが多くあります。
ただ、イギリスの中華料理は香港系の味なので日本で食べる中華料理とちょっと違うかもしれません。
香港の味はCantonese Styleと呼ばれている広東料理になります。特徴としては、八角(スターアニス)の香りが効いた料理かな。
中華料理と言えば、麻婆豆腐、青椒肉絲(チンジャオロースー)、回鍋肉、飲茶などを想像しますが、テイクアウェイでこのようなメニューはほとんど見かけません。(私の住んでいる地域だけかもしれませんが)
代表的なのは、鶏の胸肉を使ったスイートアンドサワー(酢豚の鶏肉版)、ダック料理(皮は食べず肉だけ食べる)、フライドヌードル(麺と野菜と肉や海老を炒めたもの)、フライドライス(チャーハン)です。
他にもたくさんメニューはありますが、調理方法と味付けを選び、次に具をお肉(豚、牛、鶏)か海老のどれかを選ぶ、という感じのオーダーの仕方のところが多いです。
スープ、揚げ春巻き、スペアリブもあって、スターターも充実しています。
レストランに行けば、麻婆豆腐、青椒肉絲(チンジャオロースー)、回鍋肉などもメニューに入っているところも多いので、これらが食べたいときはレストランに行きます。(ちょっと日本の中華料理と味が違いますがそれもまた楽しみということで)
タイ料理
最近多くなったなぁと思うのがこのタイ料理。イギリスには10年ほど住んでいますが、ここ2年ほどでタイ料理のレストランが急増しているように感じます。
日本人にとってはこれはありがたい!!!
タイ料理のテイクアウェイといえば、レストランにテイクアウェイも可能な別メニューが存在しているというのがほとんど。テイクアウェイだけのお店は、私はまだ見たことがありません。
タイ料理ではやっぱりタイカレー。ココナッツミルクが効いたグリーンカレーもちゃんとあります。
トムヤムクンはもちろん、パパイヤサラダ、ガパオライス、パッタイなど日本人に人気のメニューが選べます。
ケバブ(トルコ料理)
ケバブもイギリスでは定番のテイクアウェイ料理です。
最近では日本でも人気が出てきたようですが、串刺しにした羊肉をあぶり、外側のカリッと焼けた部分をそぎとって、ピタパンにはさんで食べるのがとっても美味しいです。
サラダやグリルの野菜も一緒に入れてくれるので、野菜不足になりがちな生活の私にはとってもヘルシーに感じます。
お肉も脂が落ちてしつこくないですし、何よりも「薄切り肉」が普段なかなか食べられないので「薄切り肉」というだけで美味しく感じちゃいます。
羊肉が苦手な人には向かないお料理ですが・・。
最後に
子供が小さい頃は、なかなか家事も追いつかないし、ストレスがたまってしまうことも多いですが、そんな時にちょっと食事の支度をさぼって美味しい料理をたっぷり食べるのは精神衛生上にもとても良いかなと思います。
毎日のようにこの食事では不健康だし太ってしまうこと間違えなしですが、上手に利用すれば「レストランより安くつくよ!」とか「子供いても家ならゆっくり食事できるし!」とかで罪悪感も軽減します^^
上手にテイクアウェイショップを利用して、家事や育児の疲れを吹っ飛ばしちゃいましょう~!
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