旅行や留学でイギリスに来る予定の人、「確かイギリスは雨多いよね?傘いるよね?」と気になっている方はいませんか?
雨ばかり降っているイメージがあるイギリスですが、実は小雨や霧が多いだけで、降水量としては日本の方が全然多いんです。
私のこの記事でも「イギリス人は雨でも傘ささない」(人が多い)と明言しておりますが、「実は私も傘ささない」ことの方が多いでのす。
この記事にも書いていますが、私も傘をあまり使わない理由があり、傘よりフード付きの上着の方が便利だと実感しているからです。
さて、イギリスに来られる予定の方たちは、「やっぱりイギリスでは傘は必要ないのかな?」という感じになりますよね。
少しでも荷物を少なくしたい場合はなおさら気になるところです。
「日本人だって傘ささない」という生活にどれだけ染まるか!?は、滞在期間の長さにもよると思われるため、そこで今回は滞在期間別に「傘」の必要度を考えてみました。
ズバリ傘は必要か必要でないか
観光で来られる方。滞在期間が「2週間以下」の方へのアドバイス
日本から折り畳み傘を持参しましょう!
日本の折り畳み傘は優秀です。しかし風の強いイギリスでは傘だけでは雨をしのげない場合もありますし、もしかしたら壊れてしまうかもしれません。なので、
念のためフード付きの上着も持ってきましょう!ウォータープルーフであれば完璧です。
逆に数百円で買える透明ビニール製や、いわゆるカッパ!(レインコート)といったものは要りません。
小雨は多いですが、そんなにザーザーと短時間にずぶ濡れになるような雨は滅多にありませんので。
もしハイキングコース、登山、ファーム訪問などを予定に入れているならばカッパ(レインコート)を着ると結構役立つと思います。
しかし、ロンドンのような都会での「観光」が主な目的の方、カッパ(レインコート)はかなり目立ちます。
そして普通サイズの長い傘も必要ありません。小雨が降っても、あっという間に晴れることも多く、長い傘を持ち歩くのはかなり邪魔になります。
小雨が降ってきた!⇒フードかぶる⇒もっと降ってきた⇒折り畳み傘出動⇒まだ降り続いている⇒屋内へ避難⇒晴れてきた
こんな流れでなんとかやり過ごせるはずです。
「必要になったら現地で折り畳み傘買えばいいよね~」と思っている方、イギリスでで折り畳み傘を買うと後悔するかもしれません。
その辺(スーパーやBootsなど)で見かける折り畳み傘は、日本より高いにもかかわらずクオリティーはかなり低いですのでお忘れなく・・・。どうしてもの時はもちろん役立ちますが、日本に持ち帰っても使う機会があるかどうか・・・。
もちろんクオリティーの良い傘、ブランドはあります。が、それなりのお値段するので「必要になったらその場で買えばいいよね」的なお値段ではないかなと。
短期留学やワーホリなどの滞在期間が数か月~1、2年くらいの方へのアドバイス
日本から折り畳み傘を、できたら2つほど持参しましょう!
前にもありますが、風が強いことが多いため、いくら性能の良い日本の傘でも壊れてしまうことがあります。
折り畳み傘は現地イギリスで購入可能ではありますが、日本に比べると、高い・質が悪い・重い・大きいという残念な商品が多いため、「2つ持ってくれば良かったー」と思うはずです。
日本の折り畳み傘は小さくて軽いので、これ1つくらい荷物が増えても大丈夫という人はぜひ2つ持参することをおすすめします。
なぜならば、短期滞在とはいえ、雨で傘ささないスタイルに慣れない人も多く、折り畳み傘を使う頻度はかなり多くなるかなと予想されるからです。
1つだけでも大丈夫だとは思いますが、「壊れちゃったら嫌だなぁ」と思う人は2つ目を。
そしてもう一つ、アドバイスさせていただきたいことがあります。
フード付きの上着は現地イギリスで買いましょう!
もちろん日本から持参してもいいのです。もし既に持っているものがあるなら。
しかしイギリス用に買うならちょっと待ってください!
日本の服についているフードは、デザイン性重視のものが多く、「雨をしのぐためのフード」を想定されてない場合が多いです。
こちらの記事でも書きましたが、日本から持参したフード付きのコートやパーカーは、奥行きがあまりないため頭がすっぽり隠れないのです。
ここイギリスで買った防寒の上着についているフードは、たっぷりとした奥行きがありおでこより前まで来ます。強風の小雨の中でもあまり顔が濡れないという優れものなのです。(雨に対しては)
日本の数百円で買えるビニールのレインコートももちろん必要ありません。
きっと周りのイギリス人が愛用しているウォータープルーフのフード付きコートが目に入ると思いますので、もし「日本人だって傘ささない」的な感覚になってきた際には、現地で雨風しのげて防寒にもなる商品を買うとかなり使えるアイテムになります。
滞在期限の無い移住組、3年以上の駐在組へのアドバイス
日本の折り畳み傘1つあれば十分です!
基本的には大人一人に対して1本あればOK。恐らく子供は使う機会があまりありません。風が強いので傘は危ないですから。
通学でも雨が降っていようが傘をさしてくる子供はほとんどいませんし、学校に傘立てなどもありません。
通学に使うことはあまりないと思いますが、もし子供が自分の傘も欲しいという場合は、日本で子供用の傘を買って持参するといいと思います。
イギリスでは大人用の折り畳み傘が主流で、子供用の傘は種類があまりなく売っている店も少なめです。
目に入ったとき危なくないよう留め具が大きく丸くなっていたり、子供でも使いやすい優しい動きのジャンプ傘などもあまり見かけません。
アマゾンUKなどではキャラクターの絵などの「小さい子が喜ぶ」デザインは多いですが、小学生くらいになると欲しい傘がグッと減ってしまいます。もちろん日本の傘の方がクオリティーが良いので、もし子供が傘を欲しがるなら日本の子供用傘が断然おすすめです。
大人の場合も、恐らく1年を過ぎたころから「日本人だって傘ささない」という感覚が染みついてくるでしょうから、折り畳み傘が一つあれば「珍しく土砂降りになった風のない日に濡れたくない服だった時」に役立つ程度で十分です。
家に1本、車に1本、または大人一人につき1本くらいが良いかなと思います。
男性はウォータープルーフのフード付きウィンドブレーカー、女性はフード付きのコートが必須な生活がやってくると思うので、周りの人の服を見ながら機能的&デザインが良いブランドを探してみてくださいね。
イギリス人は本当に雨でも傘をささないの?
これはですね、地域性とかもあり多少は違いがあるかと思うのですが、日本人的には最初に見たらビックリするほど傘をささない人を多く見かけるのは確かです。しかし100%ではありません。こんなに降ってるのに傘さしてない人が結構いるじゃん!的な感じです。
ロンドンでは在住の外国人も外国人観光客も多いですし、ビジネスマンもたくさんいますので、その中では傘使う率は他の地域に比べると少し高くなると思います。
もちろん小雨でもなんでもちょっと降るとすぐに傘をさして歩く人は当然います。
ただ「結構な雨が降っているときでも、なんの焦りもなく堂々と普通に傘ナシで歩く人」が多いだけです。
子供たちも、朝から雨が降ってようが、朝からフードかぶって学校へ向かうだけです。
街で歩く人々の服に注目し、着ている上着にフードがついている率を見るとよくわかると思います。
「雨でも傘をささない」理由は人それぞれ。「男は傘なんて使わないさ。傘を使うのは女だけ。」と思っている男性も多いですし、「小雨なのでこれくらいで傘は必要ないよ」「風が強いから傘の意味ないし」「濡れてもあんまり気にしない」「すぐにやむだろうから持ち歩くの面倒だし」など様々な理由があるので、最終的には「傘よりフードつきコートの方が便利で役立つ」と思っている人が多いのは確かです。
濡れたくないんだ!という人へ
周りは傘ささなくても、私は長い傘持参で傘使いたいんだ!レインコートを着たいんだ!という人は、堂々と好きなようにしても全然大丈夫ですよ!
基本的にこちらの人は誰が何を着てようがあまり関心がありません。
真夏にダウンコートを着ている人もいるし、真冬の夜にノースリーブのワンピースのみで飲み歩く女性や、雪が降る中Tシャツとジーンズで歩く男性もたくさんいます。
誰も何も気に留めないですし、笑う人もいません。
日本の一般的な透明ビニールのレインコートや自転車とか乗れちゃう王道のレインコートとかはちょっと目立ちますが。
ただ、レインコートを着るほどの激しい雨にあう確率は少ないので、あくまでも「小雨対策」くらいで大丈夫かと思います。
女性の場合は、こんなトレンチコート風のレインコートがあると便利ですし目立つこともなく雨にも濡れず良いかと思います。
ドレスコードありの場所へ行くときも恥ずかしくありません。
大判のストールも寒さや小雨をしのげますのでかなり便利に使えます。
いろいろな人種の人が行きかうイギリスですから、ムスリムの女性もいます。小雨の中でストールを頭にかぶっていても何ら変だと思う人はいません。
もし濡れてしまっても、夏でも空気は乾燥しているので乾くまでさほど時間はかかりません。冬も暖房がついているので部屋にかけておけばすぐに乾きます。
男性の場合は、こんなウィンドブレーカーを着ている人が多いです。通学・通勤にも最適で、防寒にもなってかなり使えます。
この2番目の写真は「Superdry 極度乾燥しなさい」という日本人には衝撃的な純イギリスのブランドですが、デイビッド ベッカムなど多くの有名人がこぞってこのブランドを愛用しており、イギリスの街でこのブランドのジャケットを着ている人を見ない日はありません。老若男女このブランドを着ている率はかなり高くなっています。
このノースフェイスとスーパードライは防寒と雨対策として、イギリスの男性にははかなり人気のあるブランドのようです。
*イギリス旅行への持ち物リストはこちらの記事へ
イギリスで傘を買いたいなら
もしイギリスで傘を買いたいと思っているならば、イギリスの強風にも強いクオリティーの高い傘のブランドがちゃんとあります。
代表的なのは「フルトン(Fulton)」の傘。
王室御用達ブランドでもあるこのフルトン。エリザベス女王は服に合わせたカラーで登場することも多く、ウィリアム王子とキャサリン妃が相合傘でお目見えしたのは記憶に新しいところです。他にも有名な鳥かごのデザイン、エリザベス女王のお気に入りやキャスキッドソンやルルギネスとのコラボ商品、などなど豊富なデザインから選ぶことができます。
メンズだってもちろんあります。なぜかメンズは折り畳み傘が多いのですが、長傘もあります。
もう一つ、イギリスの傘で有名なブランドといえば「フォックス アンブレラ(FOX UMBRELLAS )」。
このフォックスアンブレラというブランドは、傘だけでなくレインブーツやレインコートなども含むレイングッズのブランド。
レインブーツにおていは王室御用達ブランドとされています。
どこか気品あるデザインですよね。日本でも人気のブランドの一つです。
さいごに
イギリスに来る際に気になるのは「雨」という人が多いようですが、雨対策よりも寒さ対策の方が重要だと思います。
イギリスは日差しが強いため太陽が当たっているときは体感温度がグッと上がりますが、陰った瞬間にゾクッと寒くなります。
これは7月8月の「真夏」と言われる時期でも同じです。
夏でも湿度が低いイギリスでは、ちょっと雨が降ると即効乾くので、つまり「すぐに乾く=体温が下がる」訳なので急に冷えたりします。
風もかなりの影響を及ぼします。
南や西からの風はまだいいのですが、北からの風がいくら夏で太陽がガンガン照ってても体感温度はかなり低くなります。
よって雨を防ぐと同時に風も防げるウィンドブレーカー的な上着がかなり重宝するのです。
真夏でも日差しが陰り雨が降ると一気に15度以下になったりしますし、朝晩は10度を切ることもあります。
冬はそれなりに寒さ対策をされて来る人は多くいますが、夏はそこまで寒くなるという感覚が日本では想像がつきにくいため、もし渡英のための服の準備をする場合は「雨」だけでなく、「雨・風・寒さ」セットで準備するといいと思います。
かといって真夏の日差しガンガンで30度以上になることもありますので、重ね着で調節できるように工夫してくださいね。
半そでの上に羽織れる薄手のカーディガン、ストール、フード付きウィンドブレーカーなどが重宝しますよ!
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