2月14日はバレンタインデー!
日本ではバレンタインデーが近づくと、店ではバレンタイン用の可愛い包みのチョコレートが並び、女性は本命用・義理用・友達用と品定め、そして男性たちはいささかソワソワとし始める時期でもありますね^^
こちらイギリス式「St.Valentine Day」も、街ではハートマークの飾りつけでいっぱいになり、デパートでもスーパーでもバレンタイン用のプレゼント商品がたくさん!!
ところで、イギリスのバレンタインデーの風習は日本と少し違うのですよ。
<日本>
女性から男性にチョコレートをプレゼントする
<イギリス>
恋人同士・夫婦・パートナーたちが、カードやプレゼントを贈り合う
実際のところは、男性から女性にカードとプレゼントを贈る
なんと「イギリスでは男性から女性にプレゼントを贈る」ということで、日本と逆なんですねー・・・・!!
もちろん女性が男性に贈ることもありますよ。
でもどちらかというと、「男性が頑張って女性を喜ばせる日」なので、男性の方が少々プレッシャーを与えられる日なのです^^
【Check!!】
イギリス式バレンタインデーは何をする?
イギリス式バレンタインデーっていったい何をするのでしょう。
一般的には、カードとプレゼントを贈るのですが、カードだけという場合もあります。
イギリスは知っての通りカード文化。
クリスマス、誕生日、母の日、父の日、結婚記念日はもちろん、お礼、お詫び、退職、転職、入学、入院、退院などなど、カードで気持ちを伝えるのが大好き。
なので、バレンタインデーもカードは欠かせません。
どちらかというと、プレゼントよりカードの方が主役と言ってもいいくらい。
バレンタインデー当日は、
『男性が女性のためにカードとプレゼントを用意し、一緒に雰囲気の良いレストランで食事をする』
これがカップル定番のバレンタインデーの過ごし方だそうです。
バレンタインデーはレストランの予約が必須です
バレンタインデーは、いつもより少しグレードアップしたレストランでの食事がとても人気。
バレンタインデーの週末には、雰囲気の良いレストランは早くから予約がいっぱいになります。
レストランに行くなら、必ず早めに予約することを強くおすすめしますよ!!
当日にガッカリすることのないよう準備が必要です!!
そして、たまたまバレンタインデーにイギリスに旅行に来ている方も、この日ばかりはどこもいっぱいになる可能性が高いので気を付けてくださいね。
カップルでなくともレストランは事前に予約しておくのが無難です。
バレンタインカード、定番の英語メッセージは?
バレンタインのカードは、カードショップだけでなくデパートやスーパーでもその時期になると普段より大きなスペースを使ってズラリと並びます。
ユーモアあふれるものから、可愛いらしいもの、素敵な恋人同士の写真や、愛情たっぷりのハートマークいっぱいのものまで種類豊富なカードがあります。
可愛いカードが並ぶ売り場の前で、真剣にカードを選ぶ男性をたくさん見かけるのですが、どんなカードを選ぶのかな?と最後まで見届けるのも楽しいです^^
さて、カードには何を書くの?という疑問。
イギリスでは古くからの習慣で、男性は女性に名前を告げずに愛のメッセージのカードを贈るというものがあり、現在ではわかりきっている相手からのカードであっても定番の文句で名前を隠したりするようです。
ちょっとオシャレでいいですよね!
カードには名前を書かず、メッセージの下に
「Be my Valentine」私のバレンタイン(特別な人・恋人など)になってください
「From your Valentine」あなたのバレンタイン(特別な人・恋人など)より
「From your secret admirer」あなたに密かに思いを寄せる者より
こんな素敵なことを書くんですって。
「ですって」と言ってしましましたが、私は夫からこのような差出人からのカードを受け取ったことがないので実際に見たわけではないので・・・笑
もちろんガチで、職場の好きな相手のデスクにそっとカードを入れるという場合もあるそうですよ!!
だいたいは男性から女性に贈るカードです。
もちろん女性から男性でもOKです^^
イギリスのバレンタインデー人気のプレゼントは?
イギリスでの人気のバレンタインデーのプレゼントはこちら
- 花束(主に赤いバラ)
- チョコレート
- ワイン・シャンペン
- 男性にはオーデコロンなど
- 女性にはジュエリーなど
- レストランでディナー
- 週末の小旅行
- 男性が家で御馳走を作り女性を招待なんていうのも!
チョコレートじゃないとダメということではなく、相手が喜ぶことなら何でもOKなんですよ。
イギリスでは日本よりも少し年齢層が高めで、社会人~老夫婦のカップルのイベントという雰囲気。
大人のカップルや熟年ご夫婦がお洒落してレストランで食事を楽しむ姿をよく見ます。
そして、バレンタインのプレゼントで一番多いのは花束のプレゼント。
バレンタインデー当日には、街で真っ赤なバラの花束を抱えて歩く男性をよく見かけます。
女子にとってはこのシチュエーション、夢ですよね!!映画みたい!!
若い男性からおじいちゃんまで、恥かしそうな素振りもなく花束を抱えて帰宅する姿はとても微笑ましいです^^
バレンタインには赤いバラの花のプレゼントが定番のようですが、1本か、または1ダース(12本)が基本のようです。
バレンタインデーが近くなると、スーパーでも花束がたくさん並びますし、人通りの多いところに特設花屋さんができたりするので、仕事帰りにさっと買って帰れるんですよ。
もちろんチョコレートのプレゼントも人気で、この時期はこぞってどこのお店でもハートいっぱいの可愛いチョコレートがたくさん並びます。
チョコレートを贈るのはイギリスが発祥とも
どうしてバレンタインにチョコレートを贈る習慣があるのか。
諸説あるようですが、元々チョコレートは愛情、魅力、深い愛、贅沢、情熱を象徴していた食べ物として扱われていました。
イギリスの古くからの風習では、チョコレートではなく手袋などの小物をプレゼントしていたそうですが、1980年代にイギリスで人気のチョコレート会社であるカドバリー社(Cadbury)が、バレンタイン用にハート形の箱に入ったチョコレートを販売し爆発的人気を得たことから、イギリスだけでなく世界中でチョコレートをプレゼントに選ぶことが多くなったそうです。
ちょうど時代にもマッチした商品をうまく販売し、それが爆発的人気になりそのまま定着したということですね。
バレンタイン→チョコレートというのは、割と最近の文化だったということがわかりました。
これは「なぜサンタクロースが赤い服を着ているのか」というコカ・コーラ販売戦略とちょっと似ていますね。
イギリス人は日本人に比べて老若男女問わずチョコレート好きが多く人気菓子のトップであるため、チョコなら一番無難で喜ばれるものとして選ばれているのかもしれません。
バレンタインデーのプレゼントは、バースデーやクリスマスに比べて高額なプレゼントではないというのもうまくハマった理由の一つかもしれません。
イギリスのバレンタインに義理チョコは存在しない!
イギリスのバレンタインデーは、カップルや夫婦がカードやプレゼントを贈り、愛を確かめ合う日です。
義理チョコというものは存在しません。
あー、これは簡単でいいですねー!!
もし気を使って、何もあげないのも悪いからと義理チョコを配ったりしたら、、、恐らく勘違いしちゃう人がいます。
一人だけにあげたら本気にされちゃうかもしれません。
かといって、たくさんに配ったりしたら変な人!という目で見られてしまいます。
日本在住外国人でも、在住年月が長い人は知っているかもしれませんが、義理チョコはあげる必要はないと思っているそうですよ!
しかし!!
義理チョコはないにしても、友チョコはあります!!
バレンタインの可愛いパッケージのチョコレート菓子があまりに多く店頭に並ぶので、つい買ってしまいたくなるんですよね。
友人に会うときなどに手土産代わりに「これ美味しそうだから買ってきたの。食べてねー。」とか、「これ一緒に食べようー」みたいなのはイギリス人からもありました。
友人ならば気を遣う必要はなさそうですが、そういう場合にはカード無しで軽く一言付け加えれば勘違いされることはないでしょう。
もしくは、「Happy Valentine!!」という一般的なカードや一言を添えて友達にあげる程度なら恐らく問題なしです!
イギリスのバレンタインデーまとめ
2月は学校のお休みもなく、まだまだ寒い冬ということで飛行機のチケットは年間通してみると安い時期。
バレンタイン時期にイギリスを旅行する計画がある人は、イギリスのバレンタインの雰囲気を満喫できてカップルで訪れる人たちは特に楽しめる時期でもあります。
ただ、この時期はデパートなどの商品陳列がバレンタイン物でいっぱいになってしまい、定番物が置いていない可能性があるので注意してくださいね。
逆に、バレンタイン仕様のレア商品がゲットできるというメリットはありますが。
これを買いたい!という物、とくにお菓子類はパッケージがバレンタイン仕様となってしまっている可能性があるのでちょっと覚えておくといいですよ。
あとは、2月14日のバレンタイン当日、または直前の金・土・日の週末のレストランは予約でいっぱいになっている可能性が高いです。
絶対に行きたい!というレストランがある場合には、出発前にでも事前に予約しておくことをおススメします!
だいたい1か月以上前であれば予約できると思います。
レストランのウェブサイトがあれば、メールで予約可能か確認してくださいね!
最後にひとつおまけ情報です。
イギリスにはホワイトデーがありません。
ホワイトデーはカタカナで海外っぽい雰囲気がありますが、日本が発祥なのでした!
ご興味のある方は、Twinklさんの記事もチェックしてみてくださいね!
>>外国のバレンタイン〜海外のバレンタイン事情
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