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イギリスに学ぶチャリティーの精神。子供たちが触れるチャリティー&ボランティア:クリスマス編

子供たちが待ちに待ったクリスマスがやってきます。

小学校でも12月に入るともう勉強どころではありません。

生徒だけでなく、先生たちももうクリスマス気分。

毎日楽しい企画があふれるイギリスの小学校には、チャリティーに触れる機会がたくさんあります。

そんなイギリスの小学校のクリスマスのお話をさせていただきます。

12月は学校の予定がびっしりと埋まります

12月に差し掛かると、学校で行われるクリスマスフェアー、クリスマスナティビティパフォーマンス(キリストのクリスマスに関するストーリーでの演劇の発表会)、パントマイム観劇(子供用のクリスマス劇を見に行く)、クリスマスディナーデー(給食がクリスマスディナーメニューになります)、クリスマスパーティーなどなど。

そんな中で時折チャリティー企画が織り込まれています。

例えば、クリスマスジャンパーデー。最近では日本でも「アグリーセーター(ダサいセーター)」として知られてきているそうですが・・・このクリスマス特有のセーターを学校に着てきていいよ、という日があります。

 クリスマスジャンパーってこんな感じのセーターです^^

普段は制服の小学校ですが、この日は制服ではなく私服を着ていいという意味になります。(クリスマスジャンパーが好きではない子は普通の服でもよいのです)

実はこれ「〇〇の寄付を持参すれば、制服じゃなくてもOKですよ。」という企画なのです。

例えば、フードバンク(貧しい人たちに食料を配給するための団体)への寄付ならば、缶詰や瓶詰、パスタやお米などの賞味期限の長い食品を持参することになります。

他にも戦争孤児のための寄付1ポンドで、いろいろなチャリティー団体への寄付につながる商品(キーホルダーやリストバンド)を購入するためのお金持参で、などなど。

チャリティー団体への寄付だけではありません。

学校のクリスマスフェアもみんなの寄付から成り立っています。

学校で販売する安価なケーキやビスケットは、ボランティアで作ってくれる人を募り、当日の朝に持参してもらいそれらを売って学校のPTA資金にします。(そのためPTA会費というものはありません)

サンタクロースに会えるブースを作るならば、ボランティアでサンタクロースさん役をやってくれる人を募集し、サンタクロースに会いたい子供たちは2~3ポンドを払って予約して、サンタクロースに会えたら欲しいものをお願いしたり話をしたりして最後にお菓子をもらって出てきます。そのお菓子はまた寄付を募って集めておくのです。

なにもかも、寄付とボランティアなしでは成り立ちません。

集まったお金はPTA資金にしたり、学校の施設で使用したりします。

最初はよくこんな不安定な状態で推し進められるなぁ・・と心配していたのですが、今となっては何も心配はしていません。

毎回いっぱいケーキを作ってくれる人、準備や片付け、ブース設置など率先して手伝ってくれる人、子供たちを連れてフェアに参加し、たくさんケーキやブースでの販売しているものを買うことで資金集めに協力してくれている子供たちの家族。みんなが本当に協力的で、しかも楽しんでいます。

チャリティー・ボランティア精神は小さいころから触れることが大事だと実感

子供たちは、こんな手作りで協力しあっている行事に参加することで、小さいころからチャリティーやボランティアに触れているので、親が楽しんで参加していれば子供たちも自ら同じように参加したいと思うのだと思います。

毎回素晴らしいケーキを作ってきてくれるママさんのお子さんは、ママさんと一緒に自分たちもケーキやビスケットを作って寄付してくれています。時には販売も手伝っています。

自分たちが小さいころ、お店屋さんの延長で販売を手伝うことが楽しかったのを思い出します。

無償で何かを手伝ったり、誰かのためにお金や物を寄付することを「普通」の感覚で覚えていっているのだと思います。

毎年クリスマス前になると学校行事とは別に、クラスのママさんたちの間で「フードバンクアドベントカレンダー」というのをやろう!と声かけが始まります。

アドベントカレンダーとは、12月に入ったらクリスマスまでの25日間、毎日指折り数えてあと何日寝たらクリスマス~とカウントダウンしていくカレンダーです。

これを、毎日一つ、クリスマスまでの間、フードバンクに寄付する食べ物を集めようという企画です。

言い出すのはママさんたちですが、子供たちが楽しんで食料を集めてきます。

例えば、おじいちゃん、おばあちゃんの家で探してくる。家のキッチンの隅々をチェックし、いらない食材を見つける。スーパーでの特売の缶詰をお小遣いで買う。などなど。

無理して毎日1個入れなくてももちろん良いのです。

スーパーマーケットでも、この時期には会計後のレジの後ろに大きな寄付のボックスが現れます。

このお店で買った新しいオモチャ、缶詰や瓶詰の食べ物、シリアルやオートミールなどの乾燥している食べ物など、買ったその場で寄付することができるのです。

家からわざわざ寄付しにチャリティー団体へ出向かなくても簡単に寄付できるという訳ですね。

この寄付ボックス、毎年見かけますが入りきらないほどいっぱいに入っています。

チャリティー・ボランティア精神には慣れが必要

スーパーで一つだけ多くシリアルの箱を買い、レジで会計した後にそのまま寄付ボックスに入れる。

子供が欲しがったオモチャを一つだけ多く買って、レジで会計した後にそのまま寄付ボックスに入れる。

とっても簡単で、それでいてそれほどお金はかからないです。

ただ、これをできるようになるには「慣れていないと」なかなかできない行為かなと私は実感しました。

イギリスに住んで12年目にして、やっと「これは買ってくれる人がいるはずだから捨てないでチャリティーショップに寄付しよう」とか、「この缶詰は3個セットで安いので、一つはフードバンクへの寄付にまわそう」とか、そうゆう思考回路ができたのは本当に最近です。

今までなぜあまりできなかったのか。。。特に理由はないのです。

ケチだったからでもないと思います。

ただ単に「習慣になっていないから思いつかなかった」というのが一番の理由です。

 

少し前の話になりますが、2011年に起きた東日本大震災で、世界中が日本の震災地に何か助けになることをしてあげたいと立ち上がったと思います。

ここイギリスでも同じでした。

イギリス在住の日本人が、チャリティーライブ、チャリティー販売などいろいろな企画をして寄付のための資金集めをしました。

私が住んでいる北イギリスでも同じです。

私はたまたまイギリス人の友人が企画していたチャリティーセールで、日本の震災への寄付にするブースを作らないかと声をかけてもらったので、友人20人ほどで日本食を作り販売し、集まったお金を寄付したという経験があります。

そこでは、巻き寿司(きゅうり、スモークサーモン、アボカドなど)、おにぎり、唐揚げ、餃子、焼き鳥、焼きそば、あんぱんなどなど、たくさんの協力でかなりの量をそろえることができました。

震災への寄付であることはもちろん表記していましたが、一応個別に値段もつけていました。

日本食レストランと比べるとかなり安い金額です。

すると話を聞きつけた日本人や日本食が好きなイギリス人、もともとチャリティーセールに来ていたお客さんが日本の震災ニュースを聞いて買いに来てくれたひとたちなどで大盛況となったのです。

しかしそこで気づいたことがありました。

日本人はとても安い価格表示のそのままの金額だけ払う、そしてお釣りもきっちりもらって帰る。何度も同じ人が来て買い占めてしまう。(他の待っているお客さんにまわらなくなってしまう)

イギリス人、または他国の人たちは、何倍ものお金を払ってお釣りはいらないという。一度買った人たちが戻ってきて「美味しかったから」と追加の寄付をしてくれる。「もっと値段を上げるべきだ」とアドバイスしてくれる。

このように「日本人」と「日本人じゃない人たち」の行動はきっぱりと分かれていました。

決して日本人がケチな訳ではないと思うのです。

ただ、こうゆう「寄付」「チャリティー」「売っている人たちもボランティアでやっている」という状況に慣れていないだけなんだと思うのです。

こんな違いを目の当たりにした私でしたが、「もし私がお客さんの立場だったら」と考えると、やっぱり同じく表示価格きっちりとしか払わなかったかもしれません。お釣りもきっともらって帰ったと思います。「寄付」という前に「買う」という行為でしかなく、「安くて美味しいものだからたくさん買いたい」という思いが行動になっただなんだと思います。

さいごに

震災のチャリテイー販売のときは子供がいなかったのですが、近年子供ができて、その子供たちが関わるチャリティーなども見て、やっぱりこうゆうことは子供のころから触れていることが大切なんだなと強く感じました。

普段からポストに入るチャリティーバッグに、子供自ら要らないオモチャを選別してバッグに入れてもらい、それが必要な人の役にたつことを教えています。

ここではキリスト教が主要の宗教ですので、クリスマスでの機会が多いですが、困った人を助ける、何か足りない人がいたら自分の分をシェアするといった話を聞かせる機会が多いので、クリスチャンではない私の家族ですが、このような話を聞く機会があるのは、子供にとって宗教関係なく必要な教育だなと思いました。

 

 

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