私の子供はもともと言葉が遅かったのと、家庭内が二か国語のバイリンガル環境と、就学前に日本語がすっかり定着してしまったという状況で、学校に通い始めてもなかなか英語が出ないという心配がありました。
ふと気づくと・・・あれ?うちの子、英語大丈夫?
という状況に^^;
周りからは「学校が始まったらすぐに英語になっちゃうから心配いらないよ」なんて言われてましたが、半年たってもまだ先生の話が「?」な顔していました。
やっぱり言葉が遅かったのは言語の習得から発声までのプロセスが苦手分野だったんだとやっと気づき、家庭では全くノータッチだった英語学習(と言ってもこの時期は英語を取り込んだ遊びですが)を取り入れることにしました。
日本でも小学校から英語教育が始まったようですし、幼児からのバイリンガル教育興味のある方に参考になるかなと思ったのでご興味がありましたら読んでみてください。
こんな記事もあります↓
英語のボキャブラリーが増えるおすすめゲーム
いろいろセラピストから教えてもらったゲームの中で、私の子供が気に入って今でも楽しんでるゲームがありますのでいくつかご紹介します。
I spy ゲーム
A:「I spy my little eye… something beginning with…. A !!」
B:「Apple!!」
簡単ですが、こんな遊びです。
「I spy…」とは、動詞のspyで、「こっそり見る」という意味です。
「私が今こっそり見てる、最初にAのつく物はなんだ!」といった意味になります。
「 今こっそり見てるもの」なので、家の中なら「Pen」とか「Cup」とか細かいものでもいいし、外なら「Sky」とか「Tree」とか大きいものがやりやすいです。
できれば最後の文字をフォニックスで言うのがベストです。「A」なら「エイ」ではなく「ア」といった感じです。最初からフォニックスでやれば後々楽なのですが、もし難しいようなら「エイ」でも大丈夫です。
(フォニックスについてはまた別記事で触れたいと思います)
コツとしては、最初は親が出題してあげて、8割を知っている単語を選んであげて2割程度新しい単語を混ぜて教えてあげるくらいの感じが飽きられずに長くやれます。
知らない単語ばっかりだとすぐに嫌になるし、知っているのばっかりだとつまらなくなってしまいます。
そして知らない単語を教えてあげたものを、その後何度も「復習」として混ぜ込んでいくのがポイントです。
もう一つは、子供にも出題させてあげること!!これは大事です。
この文章を言えるようになるには、親も毎回面倒でも最初からゆっくり言ってあげないといけません。子供の出題のときは、まだ全部言えない時期は一緒に言ってあげると意外とすぐに覚えちゃいますよ。
「最初の文字」で飽きてきたら、今度は色や形に出題を変化させるとまた楽しいです。
「I spy my little eye… something red!!」「Apple!!」
「I spy my little eye… something circle!!」「Plate!!」
といった感じになります。
うちでは今でもよくやっているのですが、出先での待ち時間などに「つまんなーい!」って言われたときとか、いつでもどこでもできるのが気に入っています。ぜひ試してみてください!
コツのおさらい
8割くらいを知っている単語の物を選ぶ
2割くらいを知らないであろう単語を選び、その場で教えてあげる
新しい単語を出したら、その後何度も同じ単語を入れてあげて定着させる
子供にも出題させてあげる
毎回省略せずに出題文を言うようにする
Guess what I am ゲーム
二人以上で遊ぶことができます。
一人が頭の中で動物を一つ選びます。他の人はその人が何の動物を選んだのかを質問をしながらヒントを得て当てます。
例えば、私は犬を選びました。
他の子は「Can you fly?」「No, I don’t」「Can you bark?」「Yes, I do.」と、質問しその答えから動物を当てていきます。
質問は自由にできます。
「How do you run?」と聞かれたら、犬が走るように四つん這いになって真似したりするのも楽しいですよ。
最初は動物がやりやすいですが、もし家にフラッシュカードなどがあったら動物以外でもそれを使うと面白いです。
コツのおさらい
最初は知っている身近な動物でやるのがおススメです
言葉だけでなく動作と一緒に取り入れると覚えるのが早いです
家にあるフラッシュカードなどを使って、動物以外にしても楽しいです。
少しずつ知らない単語を入れ込んでいくと幅が広がります
マッチングパズル Match It! Opposites
このカードゲームは「反対言葉」を覚えるマッチングパズルです。
イギリスでは「Farm Opposites」というパズルですが、同じ商品は日本では見つからず、ほぼ同じものが「Match It! Opposites」になります。
「dayとnight」「shortとtall」「fullとempty」「sadとhappy」「shallowとdeep」など、いろいろな種類の言葉が絵とともに入っています。
どれが対かを探し、合っているとジグソーの形がぴったり合わせられます。
意外と普段使っていない単語も入っていますが、基本の大事な単語ばかりなので一通り覚えていると表現の幅がグンと広がります。
こちらもイギリスでは3歳くらいのお誕生日プレゼントに定番なシリーズで人気商品ですが、日本のアマゾンでも扱っていましたので興味のある方は検索してみてください。
コツのおさらい
ジグソーなので一人でも遊べます
絵と単語が一緒に入っているので覚えやすいのでおススメです
覚えた単語は日常生活で使ってあげると定着します
ボードゲーム Guess who?
「Guess who?」や「Who is it?」という名前で同じ内容の2人用のゲームが販売されており、ここイギリスで子供たちに人気があるゲームです。スピーチセラピストからも進められたゲームで、日本のアマゾンなどでも販売されています。
このゲームは、自分が決めた一人の人を相手が当てるというゲーム。男か女か、髪型はショートかロングか、メガネをかけてるか、帽子をかぶっているか、など「Yes or No」か「2択」の答えの質問をしながら消去法で当てはまらない人を除外していき、相手が選んだ人だと思われる人を当てるというゲームです。
少しハイレベルのように聞こえますが、最初のうちだけお父さんやお姉ちゃんが手伝ってあげればすぐに小さい子でもできるようになりますよ!
単純なルールさえ覚えれば、あとは知ってる単語を言うだけでもいいし、英語のレベルが上がってきたら文章で言うようにしたり、もっと細かな特徴の言い方を習得していくといいと思います。(例えば、目が細いとか、怒っているような顔とか、年寄りとか)
特徴を表すのに便利な単語は、最初に単語だけを教えるのではなく、まずは自分(親)がその単語を使って質問していくことで子供は体感しながら身につけていきます。
例えば、「Does it have a hat?」(帽子かぶってる?)と聞いて、子供が「ハットって何?」と聞いてきたら「Hatは帽子のことだよ」と毎回新しい単語を入れていくと良いです。最初は子供が知っている単語から使ってあげると飽きずに楽しめます。
まずは色(髪や肌の色)、長さ(ロング、ショートなど)、帽子、メガネ、などの単語を覚えればすぐにできるゲームです。
コツのおさらい
- 小さいうちはルールを覚えるのが難しいかもしれないので、ルールを覚えるまでは手伝ってあげる
- 形容詞(色、長さ)や名詞(帽子、メガネ、ひげ、リボンなど)の特徴を表す単語一言から始める
- 文章力のレベルが上がってきたら文章で質問するようにする
- 表現力のレベルが上がってきたら、細かな特徴の形容詞(目が細いとか、怒っているような顔とか、年を取っているなど)使えるようにする
- 教えたい単語や形容詞は、まずは自分の質問に混ぜ込んでいく。すると自然に子供もそれを使えるようになる。
英語の童謡や手遊び歌
英語と一緒に動きがあると子供ってすぐに覚えちゃいます。
娘が今でも大好きな、おすすめの童謡をいくつかご紹介しますね。
「The Wheels on the Bus」曲のテンポもよく、振りをつけて歌うのも楽しいです。
「Row Row Row Your Boat」ゆっくりした癒し系の曲調です。
船を漕ぐ動作をしながら歌いましょう^^
「Round round the garden」これはパパやママが子供の手のひらを使ってやる手遊びです。
最後にくすぐられちゃいます^^
「The itsy bitsy spider」イギリスでは意外と可愛がられているスパイダーの歌。
耳に残る曲なので、すぐに覚えてしまう歌です。
英語の童謡集のCDなどもありますので、ドライブ中に流していると耳も慣れてきて、単語を拾えるようになったらもっと歌うのが楽しくなるはずです!
未就学児には遊びが一番の勉強
「未就学児には遊びが一番の勉強です」というのは、我が子がまだ3歳前の頃、言葉が出るのが遅くて心配になりスピーチセラピストに相談したときに言われた言葉です。
それまでスピーチセラピストに見てもらえたら、発声(発音)の練習やボキャブラリーを増やすための学習方法などを教えてもらえるのだと思っていました。
しかし全くそうゆうアドバイスはなく、セラピストに会う日は一緒に遊んでもらって終わり!みたいな感じでした。
そこでどれくらいの理解度があるかとか、苦手な発音や足りない単語(例えば名詞は出るけど形容詞が出ないとか)の改善するための「遊び(ゲーム)」のアドバイスをもらう程度でした。
親としては物足りなさを感じたのですが、後日送られてきたゲーム(ほぼ紙や絵を使うもの)には、そのやり方と親へのゲーム内で子供に言葉を促すためのアドバイスなどがとても親切に細かく書かれていて感動しました。
そこにはフラッシュカードを繰り返し使って単語を増やすとか、1日5単語覚えさせるとか、そうゆうのは一切ありません。知識のある人にとっては当たり前なのかもしれませんが、私にとっては「課題」的なものが来ると思ってたので意外でした。
この時期はこうゆう遊びをすることで言葉が成長するのね、とその時にやっとわかったという悪い親でした・・笑。
子供にとっては楽しくやれることが身に着く基本なのですね!
子供と英語で遊ぶ歌やゲームおさらい
幼児の英語教育に関してはいろいろありますが、ネットで海外のゲームやCDも簡単に入手できるようになってきたので、ひと昔前に比べたら各段にバイリンガル教育の敷居も低くなっているのではと思います。
海外在住者にとっては日本の物が手に入りやすくなるのはとてもうれしい!ひらがな、カタカナなどのドリルもネットで購入して活躍しています。
日本でも入手は簡単になってきても、何を選べばいいかわからない、、、という人のために、これかも良さそうな教材やゲームがあったら紹介していこうと思います。
今回はさらっとした紹介ですが、今後一つ一つの詳しい記事も書いていこうと思っていますので、リクエストや何かありましたらお気軽にご連絡ください。
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