娘が生まれてすぐから8歳になる現在まで、毎年1~2回日本へ帰国しています。
イギリスから日本は約12時間のロングフライト。
たっぷりあるフライト中に、ぐっすり熟睡してくれるのが一番ですが、そう思い通りにいくものではありません^^;
まずは「飽きさせない」ためにオモチャがあると、グズリ防止にもなり、周りに迷惑をかける程度も軽減します。
そこで年齢別に赤ちゃんから8歳(小学2年生)くらいまでの、実際に持参して良かったもの、同じく帰国頻度が多い友人がおすすめするものなど、子供のための飛行機用おもちゃをここで紹介したいと思います。
おもちゃ選びのコツ
飛行機用のおもちゃは、普段遊ぶためのおもちゃ選びでは不適切なものになってしまう場合があります。
そこでおもちゃ選びのコツを上げてみます。
- 音がでないもの
- 強い光が出ないもの
- 小さ過ぎないもの
- 大き過ぎないもの
- 転がりにくいもの
- 初めて見るもの
長距離フライトの機内は、「寝るための時間」が設けられています。
通常、最初の食事が済むと、ある程度のトイレタイムを過ぎると「寝るための時間」として最低限の照明になるよう明るさが落とされます。
この時間は特に、なるべくお互い静かにして迷惑にならないように気を付けなければいけません。
音や光は寝ようとしている人にとってはかなり迷惑なものです。
そして大きいと持ち運びが大変。
小さいとテーブルから落としやすくなり、狭い座席で探して拾い上げるのはかなり面倒です。
落として転がっていくものだと、他の人の席の下に入り込んだりすると、取ってもらうことになるので何度も繰り返すと迷惑です。
最低限のマナーとして、「周りに迷惑をかけない」ようなおもちゃ選びが必要となります。
そして最後に一番重要なのは・・・初めて見るオモチャ!!!
いつも使っているものではなく、初めて見るものは喜ぶし長く遊ぶんですねー!!
赤ちゃんだけは例外で、初めて見るものではなく普段使うお気に入りのものでもOK。
でも初めて見るものも興味深々で長く触っていることも多いのでぜひ初めての物も入れてみてください。
赤ちゃんのための飛行機用おもちゃ
0歳~1歳くらいの赤ちゃんには、グズったときや泣いてしまったときに気を紛らわせるものが良いです。
もちろんご機嫌の良いときも、遊んでくれるものなら最適ですね。
赤ちゃんって、時にオモチャをブンっ!!!って投げちゃうことありますよね。
もしも不意に投げてしまい、近くの人に当たってしまったら大変!
下に落とすのも大好きなので、膝の上で抱っこした状態ですので、落としたものを拾うのも一苦労です。
なので、できれば柔らかいものや、紐でつなげておけるものがいいですよ。
布絵本
いろいろな触り心地や、仕掛けがたくさんのあるものがおすすめ。
ストラップがついていると下に落とすこともなく便利です。
すぐ飽きちゃうかもしれないので、違う色合い・デザイン・仕掛けのものをいくつか持ってるといいです。
座席、バッグ、抱っこ紐などにつなげておくと、自分で触ったり投げたりして遊んでくれます。
オーボール ラトル
赤ちゃんは何か手につかんでいると落ち着いたりします。
このラトルは、大人でもずっと触っていたくなるくらいの癒し系ボールですね。
転がりやすいのでストラップを付けておくといいですよ。
いつも使っているお気に入りの他に、初めて見るおもちゃの両方あると飽きにくいです。
歯固め
赤ちゃんは噛んで舐めてつかんでいられるものがあると落ち着きますね。
赤ちゃんのお気に入りのものを持参するといいと思います。
おもちゃストラップ
ストラップがあるとオモチャを落とすことがなくなり衛生面でも良いです。
ストラップがついているオモチャを探すと大変ですが、別で買って何本か持っていると意外と便利です。
オモチャは「ストラップが通せる場所があるか」をチェックするだけ。
座席では自分の腕につけたり、赤ちゃんのボタンホールにつけたり、空港では抱っこ紐やリュックサックにつないでおいたりと便利に使えます。
おもちゃ消毒用スプレー
おもちゃではありませんが、ママ用の便利グッズです。
おもちゃの消毒用スプレーがあれば、オモチャを下に落としてしまったときだけでなく、舐めてしまいそうな周辺(ひじ掛けやテーブルなど)にスプレーすればスッキリします。
通常は機内への液体物の持ち込みは1つにつき最大で200mlのボトルまでです。このボトルは100ml入りですので持ち込みは可能ということになります。
セキュリティーチェックでは、指定されたサイズのビニール袋に1つにまとめて入れてバッグから出して通過します。
*液体物持ち込み制限に関しては、航空会社によって違う場合がありますので利用する航空会社にご確認ください。
もし持ち込みたい液体類が合計200mlをオーバーしてしまいそうなときは、小さなスプレーボトルに移し替えておきましょう。
容器が100mlだと、例え実際に入っている容量が少なくても100mlで換算されます。
機内持ち込み用に小さいスプレーボトルを用意し、残りはスーツケースに入れておけば旅行中も安心ですね!
前向き可能な抱っこひも
ママ用のおすすめグッズです。
2歳未満の赤ちゃんは基本的に無料。座席は必要なく、抱っこで乗ることができます。
しかし、長距離フライトの場合はずっと抱っこは赤ちゃんもママさんもかなり疲れちゃうのです。
そこで私が使ってとても良かったのが「前向き抱っこ」ができる抱っこひも。
座っている状態で前向き抱っこひもを使っていると、ママも両手が空くし、赤ちゃんもある程度自由に手足を動かかせるので、お互いにかなり楽になります!!
赤ちゃんが寝ているときも、そのままトイレに行けたりご飯を食べたりできちゃいますし、自分が寝ている間に、ふと抱っこの手がゆるんでずり落ちてしまうなんて心配もなく安全。(短時間でも熟睡できますよ!)
今現在持っている抱っこ紐が、前向き抱っこが可能ならばそれで大丈夫だと思います。
もし選ぶならば、できれば股部分の幅が小さいもの(もしくは小さく調節可能なもの)、手足が動かしやすく、顔まわりも広めに開いているデザインがベターです。
最新のエルゴは股部分の幅が調節可能で手足も動かしやすいし、顎下まで背もたれが折り返せるデザインなのでおすすめです。
☆他にも、いざというときの保険に「赤ちゃんが泣きやむ動画」などをダウンロードして携帯やタブレットに入れておくことをおすすめします!!
2歳~3歳のための飛行機用おもちゃ
2歳、3歳くらいになると、イヤイヤ期で意味なく「キーーッ!!」ってなったりしますよね^^;
なので、なるべく飛行機に乗る前は発散させておきましょう。
お昼寝飛ばして、体力いっぱい使っておけば、だいたいは愚図らずに遊べてすっと寝てしまうことも多いです。
オモチャとおやつを小出しにして、頑張って乗り切りましょう。
*こちらの記事も参考にしてください!
⇒ 2歳児、3歳児と一緒に飛行機 イヤイヤ期でも大丈夫!長距離フライト大作戦
ミニ仕掛け絵本
飛び出す絵本や、仕掛けがいっぱい詰まっている絵本は長く遊んでくれます。
特に、見たことがない新しいものを持参してください!!
娘は「とびだす!うごく!」シリーズ(上)と、「ミニしかけえほんシリーズ」(下)(確か1~18くらいまであります)が大好きでした。
特に「ミニしかけえほん」は、とにかく小さくて子供の手のひらサイズなのに中身が充実していて、小さいのでいくつか選んで複数持って行けるのもポイント高いです!
「ミニしかけえほん」シリーズでは、「よーくみてね(10)」と「これだあれ(4)」が個人的におすすめです。
1冊に時間をかけて楽しめるものを!
砂鉄のお絵描きボード
このタイプのお絵描きボードはペンとボードを紐でつないでおけるので、ペンがコロコロ転がってしまうこともなく楽しく遊べます。
何回でも消して描けるところもいいですね。
ちょっと重いので、なるべく小ぶりなものがおすすめ。
お絵描き好きな娘には重宝しました。
水ペンお絵描き
砂鉄のお絵描きボードは重いなぁという方には、こちらをおすすめ。
ペンに水を入れて書くお絵描きパッドです。
乾燥するまでに少し時間がかかりますが、機内は乾燥しているので普段よりは少し早いかもしれません。
ペンを紐か何かでつなげておくといいですよ。
ペンに入れるお水は、機内で(もしくはセキュリティーチェックを通った後)にしましょう。
いっぱいに入れると離着陸時の気圧の変化で水が漏れる可能性があるので、いっぱいにせず少し余裕を残して入れてくださいね。
水ペンぬり絵
砂鉄のお絵描きに飽きたころ、娘が喜んでやっていたのはこちら、水ペンのぬり絵です。
アンパンマン・トーマス・ドラえもん・リカちゃん・ハローキティなど、女の子用、男の子用、いろいろあります。
こちらもペンを紐などでつなげておくと、落としたりなくしたりすることなく便利に使えます。
上記と同じく、ペンに水を入れるタイミングと量を気を付けましょう。
シールブック
機内の暇つぶしの王道、シールブックは本当に重宝しますよ~!!
静かに長い時間遊んでくれます。
どうぶつ、のりもの、キャラクターといろいろ選べるのでできればお子さんの好きなものを。
シールがたくさんついているものがおすすめ!
何度もつけたり貼ったりできるこの「シールバッグ」シリーズ↑もかなり娘にはヒットでした。
お人形遊びのように、動かしながらお喋りしながら遊んでいました。
そのまましまって、また続きから遊べるところも気に入っていました。
*2~3歳はおやつも必須です!いざというときのためにおやつは取っておいて、小出しにしましょう。
お腹にたまりにくい軽めの小さいパックを数種類、いろいろな味を選んでくださいね。
4歳~5歳のための飛行機用おもちゃ
4歳、5歳になると、だいぶ上手に一人で考えて遊べるようになっています。
まだまだすぐに飽きちゃったりもしますので、いろいろな種類のものを少しずつ持って行くといいですよ。
好きな分類のオモチャや、好きなキャラクターなどがあると思うので、それらを中心に揃えると喜びます。
シールブック
一つ上でも紹介しましたが、このくらいの年齢はシールバッグシリーズを上手に使います。
お人形遊びの延長のように、動かしたり着替えさせたりと、何度も貼ってはがせるシールは使い道が広がりますね。
ドラえもん、カーズ、プリンセス、シナモンロール、プリキュアなど、いろいろなキャラクターものがありますのでお子さんの好きそうなものを選んでください。
シールバッグと、普通のシールブック、どちらかお子さんの好みで選んでください。(もちろん両方でもいいと思います!)
アクティビティーブック
子供が飛行機や電車などで飽きないように、いろいろなゲームなどがつまったアクティビティーブックがあります。
中でもこの「おでかけ中に楽しめる 100のあそび」のシリーズは、これ一つにギュッと100のあそびが詰まったおすすめの本です。
ホワイトボード用のペンが付属されていますが、セロテープとひもでペンを本につけておくとなくしたり落としたりしないので便利ですよ!
100均などでカラフルなペンを足してもいいですね。
ちょっと難しいものもありますが、好きそうなものを選んでやるだけでも結構時間ぶつせます。
子供向け雑誌
幼稚園児向けの雑誌がいくつかありますが、その中でお子さんが好きなものがあれば。
雑誌の付録のオモチャが作れない可能性もありますが(ハサミ、のりが必要など)、本の中身も楽しめるものがつまっているのでおすすめです。
ちょっと重いので、使い捨てのつもりで持参するのが良いかもしれません。
あやとりや折り紙
あやとりや折り紙は、かさばらない遊び道具としては最高ですね。
ただ、子供により好き嫌いがありますが。
100均などで簡単なやり方の本なども売っていますので、たっぷりある時間に一つ二つ新しいものができるようになるかもしれません。
*この他に、おやつやゲームもいざというときには役立ちます。こちらの記事も参考にしてください!
⇒ 飛行機の子供用「便利&寝る」グッズ|4歳5歳の子連れ旅行も乗り切る持ち込みリスト
6歳~7歳のための飛行機用おもちゃ
6歳、7歳くらいになると、もうゲーム機やタブレットのアプリで長い時間遊べる子も多いですね。
でもなるべくゲームやタブレットの使用は最小限にしたいというママさんも多いはず。
そこで、ゲーム機やタブレット以外での持参オモチャはこんなものがおススメです。
アクティビティブック
上でも紹介しましたが、この「100のあそびシリーズ」はこの年齢でも十分楽しめます。
100均などでホワイトボード用のカラーペンをいくつか用意しておくとさらに楽しいと思います。
兄弟がいる場合は、違う種類を一冊ずつでもいいですね。
こちらもかなりおススメの一冊。
お題ごとに書き込みしたりと、絵本とドリルのいいとこ取りのような本。
ノージー好きには特におススメ。
まずは買った方の感想を読んでみてくださいね!
*他にも、「迷路」「なぞなぞブック」「まちがえ探し」なども楽しいです。
お子さんの好みの遊び本を選んでくださいね
シールブック
女の子限定になってしまうので申し訳ないのですが、この「おしゃれノート WORK×CREATEシリーズ」のシールブックはかなりおすすめですよ!!
絵がとても可愛い着せ替えファッションシールブックなのですが、とにかく服や絵のセンスが良く、このくらいの年齢の女の子は夢中になります。
シールの数もかなり多いので、かなり長く遊べます。
うちではシリーズ全部制覇してしまい、次の発売を首を長くして待っているところです。
ファッション好きな女の子は要チェックです!!
ぬり絵
ぬり絵が好きな子には欠かせません。
自分用に買った大人のぬりえをやりたがるので、一枚ずつ切って渡したら、いつもの子供用のぬり絵よりも楽しかったそう。
このくらいの年齢になると集中できるし、暇つぶしには細かい方がいいのかもしれません。
大人のぬり絵は、絵というよりも柄や模様を細かく色を塗りつぶしていく作業なので、何も考えずにできるのかもしれません。
100均でも大人のぬり絵などがあるので、1枚ずつ切ったりして使い捨てのような気持ちで使うといいと思います。
色えんぴつはコロコロ転がると面倒なので、色を5本くらい厳選して持って行っていたのですが、このステッドラーの色鉛筆はケースがペンスタンドになるので、飛行機でもバラバラせずに使いやすそうでした。
うちは家で使っていた24色入りを持参しましたが、12色でも十分かなと思います。
たくさんの色を使うのが好きな子は24色をどうぞ。同じケースのものがあります。
この色鉛筆は珍しく三角の形をしているので、テーブルの上でもコロコロ転がらなくて良いですよ。
元々は、発色が良いという評判で購入したので、色が鮮やかで塗りやすく普段使いにもかなりおススメの色鉛筆です。
Spin Master パープレクサス
このオモチャ、結構有名だとは思いますが一応ご紹介。
この丸いボールの中に迷路が入っていて、中のボールを動かして迷路を進むという遊びができます。
大人も子供もつい真剣になってしまうもの。
他にも「Spin Master パープレクサス エピック」もあります。
できれば、家で使ったことがない人におすすめです。
初めて見るオモチャは長い間遊びますよー!
興味のある方は、レビューを読んでみてくださいね!
コレクショントーイ
このぐらいの年齢になると、好きな物をコレクションしている子がとても多いと思います。
私の娘の場合は、このLOLシリーズでしたが、キャラクターカード集めや、フィギュア集めなど、お子さんが集めているものを一つサプライズで隠し持って行ってはどうでしょうか。
滞在先でも遊んだりできると思います。
帰りの飛行機の分もこっそり入れておいて、2回のサプライズができると良いですよー!
*他にも、あやとりや折り紙が好きな子にはあやとり用の紐と折り紙もいいですよー!
この二つはかさばらないところが良いですね!
さいごに
長距離フライトの飛行機では、座席にモニターがついていて、ゲームで遊んだり、キッズチャンネルを見たり、ファミリー用の映画を見たりもできます。
座席モニター用のヘッドフォンは大人用しかないので子供にはサイズが合わず使いにくいため、もしモニターも利用したいのであればキッズ用のヘッドフォンも持参するのがおススメです。
音量が制限できたり、折りたためるタイプもあります。
携帯ゲームやタブレットを使う場合もヘッドフォンがあれば周囲への騒音も気にせずに使えるので便利です。
詳しくはこちらで紹介していますので参考にしてください。
⇒ 飛行機の子供用「便利&寝る」グッズ|4歳5歳の子連れ旅行も乗り切る持ち込みリスト
オモチャや本の他に、やっぱり用意しておきたいのはおやつ。
でもおやつはいざという時のためにとっておいて、なるべくご機嫌のいい時間は与えないようにするのがコツですよ!!
大きくなるにつれ楽になってきますので、子供にとっても負担が最小限になるよう、楽しく過ごせるものを見つけてくださいね!
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